今回は、家電製品を安い価格で買いたい場合のエリアについて書きます。
*実際に10~20万円台のテレビ、ノートパソコン、冷蔵庫、洗濯機などを買った時には全エリアを聞いて回りました。ただ、その時の状況による、個人の印象・実体験となりますので、予めご了承ください。
価格交渉は無粋なのか?(迷惑なのか?)
価格交渉に応じるかどうかは、お店が決めています。店もお客側も対等です。
交渉されても値引かないという選択肢を、お店側が持っています。
ただ安くしてくれ、と言ったごり押しはよくないと思いますが、他のお店との価格差などを話してみて、とりあえず価格を気楽に確認してみるといった感じでよいと思います。
高額品だと数万円差になる場合もあります。20万円を超えてくる冷蔵庫だと2〜5万円位安くなるなど1ヶ月の食費や旅行のホテル代に匹敵することがあります。交渉自体はやってみて損になりません。
「売ってやる・買ってやる」ではなく「買ってもらう・売ってもらう」といった、お互いのリスペクトをもって話をしてみて、そこで出た交渉結果は淡々と受け入れて、妥協範囲か考えるだけですね。
安く買いたい場合、店舗の品ぞろえがよく、近隣に競合があるエリアがよい
900円と950円のプリンターのインク。ここはあまりこだわる部分ではないと思われます。
一方で、冷蔵庫やテレビ。あるいは、最高画質のデジタル一眼レフだと15〜50万円などします。
プリンターインクならどのお店にも同じものが置いてあると思いますが、高額商品になると置いてあるお店が限られてきます。基本的には、大型製品を買う場合は大きな競合店舗が近くに存在する地域での交渉がベターです。
「近隣に競合店があること」と「販売員さん」が大切
経験上、価格交渉をしてみて何らかの反応が出るためには下記が必要だと考えます。
- 近隣の競合店舗状況
- 店員さんのやる気
例えば、横浜市の家電量販店で、この商品は沖縄県の大型量販店D店では、いくらだった・・・といっても、あまり役立ちません。
これをより狭くして、横浜の店舗で池袋の〇〇ではいくらだった・・・というのも、同じような結果になります。近隣で競り合っているお店同士だからこそ、対抗価格が出てきます。
また、現実的に対応する店員さんによっても状況が異なります。販売員さんにあの店ではいくらだったのだが・・・といっても「そうですか」で終わる場合もあります。
お店と顧客は対等なのですから、そんなこともあります。違う日に違う人と話してみるか、違う地域で買う方がよいでしょう。その地域で売るのも買うのも、それぞれの自由ですから。
買う時期での差は大きいが、個人やご家庭の状況次第
新商品として発売された冷蔵庫が27万円、1年近く経って15万円とか言うことになる事はあります。 1年に1度モデルチェンジ数商品も多いです。
ただ、型落ちで買うのか、1〜2ヶ月後に発売される新商品を買うのか、新生活用として買うのか、今の製品が壊れたから買い換えるのか、事情はご家庭によるかと思います。
商品によっても安くなる時期は異なりますが、下記なら高く買ってしまう状態にはなりにくい時期だと思います。
- 年末商戦
- 3月の決算に向けての時期
- 夏のボーナスに向けた6月〜7月初旬
- 新商品発売前
壊れた時以外は安い時期でさらに価格交渉することが多いですが、経験談としては、年明けより12月の方が全般的には安いかと。9月半期決算で安いなと触手が伸びたことは意外に少ないですね。パソコンは意外に9月半期決算セールとかで安い気もします。
買う商品が、比較店舗に置いてあることが前提だったが?
A店にある〇〇メーカーの▲▲商品20万円。
近隣のB店には、その商品はありませんでした。B店では、▲▲商品の値段も確認できませんし、確認するとしてもカタログで商品を提示する必要があります。
リアルな家電量販店では、現金問屋のようなネットショップは別と言われることもあり、ネット価格を出しても、必ずしも対抗価格とはなりません。Amazonだとしても同様に対抗にならない場合も多いです。
その状況では交渉するのが難しいです、、が数年前の記事内容でした。
川崎駅の反対口にあるビックとヨドバシ(と少し離れたケーズデンキ)、新宿のビックとヨドバシ・ヤマダ、秋葉原のヨドバシとビック、渋谷のビックとヤマダ、、、近いようで人混みの中歩くと往復に時間がかかる場所があります。
その場合には、下記の価格をまず確認してみてください。
カカクコムの名も知らない通販会社では対抗価格にならない時も多いですが、上記の店舗は交渉の対象として使える時があります。上記はリアル店舗や、その会社が運営する公式ネット通販よりも安い時が多いです。
楽天への出店店舗の価格は参考になる
あくまで例えとしますが、リアル店舗の値札が7万円、楽天で両店舗が5.8万円。交渉するとしましたら上記の店舗は大体同じ値段ですから、ヤマダではビックの楽天価格、ビックではヤマダの楽天価格を提示してみます。
店員さんによると思いますが、上記の交渉で値引き後価格6万円で提示されたりする時があります。 楽天のネット価格より高い提示ですが、実はリアル店舗だと10%のポイント還元があります。さすがにポイントつかない提示かと思いきやそうとも限らず。もちろん楽天にもポイント還元があるわけですが、それを考慮してもリアル店舗で6万円で購入すると実質5.4万円、 さらに下取りやポイントアップのキャンペーン等があれば差は広がりつつ不用品を処分できるといったことがあります。
価格コムを含めたネット最安値を下回って購入することも可能です。川崎や横浜から池袋に行くのは面倒だと思う時などは考慮してみてください。
各地域での実体験談
2022年では、競合が激しいエリア以外で楽天価格を元に、kakaku.com最安値を実質的に下回る値段で購入したりすることもあります。ただ、基本的には高価格帯の製品はいろんな地域を回って、店員さんに話しかけて価格を調査して買い物をします。以下は、その時の実体験としての感想になります。
横浜駅エリア
- ヨドバシカメラ マルチメディア横浜
- ビックカメラ横浜西口店
この地域ブログとしては、大型家電量販店に行こうと思った場合まず横浜駅エリアが候補となります。ビックカメラのすぐそばのビルにソフマップも入店していますが、ビックカメラとソフマップは系列会社ですし、中古品を含めて探す時以外はソフマップはあまり対象にならないので、やはり2店舗が中心となります。
ヨドバシとビックは距離があり、ビックの店舗は広くないという面があります。比較するために両店舗を回りにくいこと、品揃え面はヨドバシ一強でビックにはない可能性があり、安く買えるかという点では難しい印象です。
川崎駅エリア
- ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン
- ビックカメラ ラゾーナ川崎店
- (ケーズデンキ 横浜鶴見店/駅から2kmあり遠い)
店舗の品ぞろえとしては問題のない範囲です。このブログの対象地域でもある武蔵小杉周辺の方は行きやすい場所かも知れません。
ただ、ここもヨドバシとビックは駅の反対側になり双方の距離も遠く、両店舗に行くのにも多少時間がかかります。競合のようで競合と言いにくい「距離感」があります。
ただし、川崎エリアはあなどれません。SurfaceといったなかなかのスペックのPCが、同じ型式の商品としては対抗していないものの、それぞれSurfaceの別シリーズがヨドバシとビックカメラでえっ!と思う値段でしばらく売っているのを見たりすることがありました。東京の方が安いのではないかと確かめに行きましたが、川崎の方が安かったです。
あえて、駅から2kmあるケーズデンキも載せてみました。
ケーズデンキは、ポイントではなく現金値引きが特色です。基本的に長期保証が無料で、回数・金額に上限がないという特色があります。長期間利用する製品に対してはおすすめです。冷暖房製品を複数台購入すると、ネット価格を下回るお得だった経験があります。
自転車などで行って、この3店舗を比較できるのであればよいとは思いますが、店舗が離れていることもあり、交渉には切り出し方など技量が問われる気がします。
現在の、ものにより隠れた激安地域という印象があります。
渋谷駅エリア
- ヤマダ電機 LABI渋谷店
- ビックカメラ 渋谷東口店
ビックカメラは、渋谷ハチ公口店もありますが、店舗の広さから東口店だけ載せます。
ヤマダ電機は、東急百貨店本店の方になります。意外と近いはずなのですが、渋谷は人通りが多いゆえに、両方の店舗を歩くことが面倒と思ってしまう面もあります。
ヤマダはそれなりの広さはあるのですが、比較するとビックカメラは狭いです。冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの大型家電は全部は置かれていません。
ただ、ビックは意外にもポンと他の東京エリアの店舗より安い値札のついている商品を発見することがあります。
値段交渉も、近隣のヤマダだけでなく他の東京エリアの店舗と比較して合わせてもらったことが何回もあります。
渋谷単独だと比較できず、わからない面もありますが、他の都内エリアを回って、まだ安くないなと思って帰ろうとした時に、たまたま途中下車したビックカメラに寄ってみて他エリアを含めての最安値が出て買った時がありました。
家電量販店激戦区のイメージはないものの悪くないエリアです。
新宿駅西口エリア
- ヤマダ電機 LABI新宿西口館
- ヨドバシカメラ 新宿西口本店
- ビックカメラ 新宿西口店
JR新宿駅東口のヤマダ電機は閉店したものの、他の2店舗はあります。ただ、東口側は人ごみがすごくて移動がしにくいこと、西口の方が品揃えがよい点があげられますので、西口を個人的には推奨します。
家電量販店業界を代表する3つの企業。特にヨドバシは本店の巨大店舗があります。
買い物するときの大本命エリアと言えるでしょう!?
ヤマダとヨドバシはすぐそばで、ビックは少し離れています。ビックも巨大店舗に見えるのですが、前に冷蔵庫を探し回った時に、結構置いていない商品がいくつもありました。あれだけ広く見えるのにと不思議に思ったものです。
そうすると前述の通り、置いていない商品の交渉は難しくなるので・・・状況は厳しくなります。また、家電を安く買いたいと思った時は、新宿は回ってみるのですが、意外に均衡を保っているのか「最安値」に至らない地域のイメージがあります。
理由はよくわからないのですが、大本命との印象よりは、なぜなのか渋い地域のイメージです。
20万円台の冷蔵庫を3店舗交渉しつつ回りましたが・・・あまり安くもなく、結局、一番安かった次の池袋エリアで買った思い出があります。
池袋駅東口エリア
- ヤマダ電機 LABI1日本総本店 池袋
- ビックカメラ 池袋本店
最後まで引っ張ってしまいましたが、実体験として個人的な大本命エリアは池袋です!
ヤマダ電機は群馬県発祥の企業ですが、日本総本店との名称通り、ここが本店と言えるでしょう。ビックカメラも本店です。
ビック3がそろっている新宿の方が対抗上安く買えると思っていました。池袋に関しては、他のエリアより強豪店の場所が近く回りやすいです。
道の両側にある本店2店の対抗意識でしょうか?
大型家電を実際に買う時に、ここまで出たエリア全部を回った結果、ポイント値引きも含めて一番安かったのは池袋エリアでした。ポイントを含めた実質値引きを含めた金額としては、カカクコムの料金を下回るときもあります。
ある程度の価格のする家電、テレビは池袋のヤマダ、冷蔵庫はそのそばのビックカメラといったように、このエリアで高額家電は購入する時が多かったです。
ちなみにですが、ビックカメラ池袋本店パソコン館では、このブログを書いているカスタマイズパソコンを購入しました。
PC選定編③:パソコンは、店頭でメーカーのカスタマイズモデルの注文がおすすめ
回ってみる、交渉してみる価値はある
エリアを回って探すと交通費がかかります。ただ、最初の値札から10~15%下がったとして、20万円を超える商品なら、2~5万円安く買える時もありますのでやる価値はあると思います。
他にもヨドバシ一強だった秋葉原エリアも競争が激しくなり、以前より交渉はしやすくなってきていますし、上記に書いた楽天価格を使う方法もあります。
基本は、地域から店舗がなくなると困るので、少しの差なら地元で買うのですが、妥協できる範囲外であれば、お得な買い物をしたいものです。