以前、横浜市港北区の日吉地域にある「日大高校(日大中学)」で、オルセースクールミュージアムが開かれる記事を書きました。
オルセースクールミュージアム2017/8/26~9/3まで(日吉の日大高校・日大中学にて) – 日吉ブログ
今回は、日本大学高校・日本大学中学校の生徒や先生方の取り組み方を素晴らしいと思い、改めて「行ってきました体験談」を追記します
作品は本物ではないですが、一見の価値があります。
改めて「オルセースクールミュージアム」の開催概要
- 期間:2017年8月26日(土)~9月3日(日)
- 時間:10時~17時(入場は16時迄。最終日は14時まで)
- 会場:日本大学高等学校:日本大学中学校 特設会場
- 住所:横浜市港北区箕輪町2-9-1
- 料金:無料
- News&Topics|日本大学高等学校・日本大学中学校
会場までの交通アクセス
展覧会会場へは、東急東横線日吉駅が最寄りです。徒歩12分になります。
東横線の日吉駅からは、改札を出て、右に慶応大学の銀杏並木が見えます。そちら側にわたり綱島方面(右)へ下っていきます。徒歩12分なのでそれなりに歩きますが、坂をほぼ下り終えてエネオスの角を左に曲がります(日大高校入口交差点)。そうすると、下の写真にあるようにアーチのある校舎が見えますよ。
もしくは、慶応義塾大学側の1番バス乗り場から出ているバスに乗ります。「日大高校正門前」で降りるとすぐです。
モネ・ルノワール・セザンヌ・ゴッホ他、世界No.1の印象派コレクションを持つオルセー美術館!
オルセー美術館の収蔵作品は、国立新美術館などでも展覧会が開かれるような作品集になります。マネ、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなどの名前は、みなさんお聞きになったことのあるのではないでしょうか?非常に有名な画家たちですね。それらの作品を収蔵しているのがフランス、パリのオルセー美術館です。
リマスターアートとは?
以下、展覧会の案内からの抜粋まとめです。
リマスターアートの作品は、すべてオルセー美術館と共同制作されたものです。
単に複製することではなく、原作を前にして感動を再現することを目標とし、貴重な原作に代わる展示・研究用途を目的に開発されました。
1億画素以上(4Kの10倍以上)の記録や、3D画像処理技術DTIPを使用し、実際にオルセー美術館内で原画を脇に比較校正を行い、作家の筆さばきや絵の具の凹凸、原画の色彩を忠実に再現しています。
その品質の証として、オルセー美術館の認定証が発行されます。
日本大学高校・中学の校舎も美術展の一部(美術館)かと思ってしまいます!
土日に行きますと校門が閉まっていますが、その横から中に入ることができます。
校舎に入ってみると、天井も高く、そして天井から太陽光が入る、床も含め、既に美術館の風格を備えていると思えます。
受付や案内は生徒さんが行っていました!
受付では、生徒さん自身が出迎えてくれました。アンケートと一緒にクイズも配られました。
きっと、子供が喜びそうなイベントです。なかなか、考えているなと思いました。
むむむ・・・クイズには難易度が書かれていますが、たしかに絵によっては上下回したり角度を変えないとわからないクイズですね。考えられています。
2階に上るところが、本物の美術展っぽいです。上がって右に、これまでの部活の表彰のトロフィーや賞状をみることもできますよ。日大高校・中学の学校案内にもなっていますね。部活の取り組み状況を知ることもできます。
なかなか普段入れない図書室や校舎の一部を確認することができますので、受験を考えている方にもちょうどよい機会です。
ルーペ・ペンライトを借りて、名作を近くで味わえます!
美術展の会場の部屋入口です。個人ブログのため、できるだけ人物写真は避けているだけで、きちんと案内の生徒さんもいらっしゃいました。
この手前でワークショップもやっています。美術部の方でしょうか、準備大変だったのではないでしょうか。
絵の数自体は30作品ほどのようです。が、何といっても、置いてあるのは名作だらけです。
- ゴッホの自画像
- モネの「日傘の女」(スタジオジブリの宮崎駿監督の「風立ちぬ」のポスターを思い出すはずです)
- ミレー「落ち穂拾い」(見たらわかります!)
会場自体は、広い!というわけではないですが、狭さは感じません。逆に、いろいろな絵を間近で見ることができるので、ちょうどよい広さでした。
土日と言えども、このような写真も撮れるくらいですから、絵のそばに十分寄って鑑賞することができますよ!
是非、間近に寄って鑑賞していただきたい!
サインのアップです。本当にレプリカなんでしょうか?みなさんの目で見て、どう思うのか感じて欲しいですね。
サインも筆遣いもパッと見ではわかりません。絵にひび割れがある作品も本物にしか見えないひび割れ具合でした。
精巧な作品ですので、間近から見て、画家の書いたときの思いを感じたい・・・そう思ってしまいます。
会場の中には、生徒さんや先生もいらっしゃいます。説明を聞くこともできますよ。
説明書きなどもあって、本当に美術館にいるみたいですね。
お子さん連れも安心して鑑賞できますよ!
会場の真ん中には机と椅子があります。会場の外にも椅子があったりしますので、ご年配の方でも休めると思います。1階の図書館の一部も解放されていましたので、十分座るところがあります。
また、子供用にでしょうか、名画のパズルが置いてあります。子供を楽しませる工夫ですね。ただし、43ピースは難しそうです・・・。
2階から1階を見下ろした風景です。映画「ナイトミュージアム」を思い出しました。
さてさて、日本大学高校・日本大学中学、素晴らしい設備と人材をお持ちですね・・・。
近隣の方も、近隣でない方も行ってみてください。楽しめます!
近隣だけでなく、近郊の方にも貴重な機会ですので、来場をおすすめしたいところです。田園調布、自由が丘、大倉山、武蔵小杉など、お家に美術品を置いてそうな方から、私のような日吉に住んでいる庶民派、お子さん連れまで、なかなか楽しめますよ。
受付から、作品の解説まで、実際の学生や先生とお話しすることもできますので、受験をお考えの方にもちょうどよい機会ですね。
2017年9月3日(日)までです。